<Header>
<Author: 杜荀鶴>
<Title: 春宮怨>
<Format: 格式不明>
<Year: 1990>
<BookName: 唐詩三百首詳解  下卷>
<Translator: 田部井文雄>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 春宮怨>
<BookPage: 293>
<UsedPage: 1>
<Feature: 4>
<End Header>
<Poem>
早被嬋娟誤，
欲妝臨鏡慵。
承恩不在貌，
教妾若爲容。
風暖鳥聲碎，
日高花影重。
年年越溪女，
相憶採芙蓉。
<End Poem>
<Translation>
若い時に美貌であったためにそれをたのんで、わが身を誤らされることとなってしまい、今は化粧しようとして鏡を前にしても、けだるく気の進まないことだ。 
君寵をこうむることになったのは、容貌の美しさばかりではないはず。それなのにわたしに、どうして化 粧ばかりをさせようとしたのか。 
春の風は暖かく、小鳥の鳴く声は、くだけ散るように、あちらこちらから聞こえてきて、真昼の太陽は高 く照って咲く花のかげが濃く重なりあっている。
毎年、越の若耶渓の女西施のように、蓮の花を採っていた昔を、今はただ思い出すぱかりである。 
<End Translation>